独立コンサルは、なんといってもスピードが命

また、早さという意味では、単に作業の処理速度だけでなく意思決定という面でも、みなスピード感を重視していると思います。一般的な組織では、「これは上司の承諾が必要です」とか、「会社の方針を確認してから」といったプロセスを要するものでも、個人でやってる人間は、ほぼその場で即断即決です。そもそも相談する相手がいない上に、そこで回答を保留すれば「じゃ、他の方に頼むから結構です」と言われるのが目に見えていますから。だから、兎にも角にもスピードが命です。

もちろん、内容の「質」が伴わなければ全く意味がないので、クライアントの要求度を超えるクオリティのサービスを提供するのは大前提です。この部分においては、例えばMRIの場合ももともと外資系のコンサルティングファーム税理士法人、大手不動産メーカーに勤務していた人間が、それまでの経験とノウハウを活かして独立しています。(逆に言えば、通常は特定のバックグラウンドがないのに、いきなり独立しませんよね。)だから、サービスレベルの基準は大手事務所と比較しても、基本的には大きく変わりません。ただし、上司・同僚によるレビュー&チェック機能が完璧でないことや、複数の人数で受け持つべき中規模〜大型案件に対応できない、ということも事実ですが。