グローバリズムの真実 –Time for reality check−

さて、このパーティーのメンバー構成は、現代社会のちょっとした縮図といえるかもしれません。
Sam:イギリス人、妻Sandra:コスタリカ
Darrell:サイパン出身でアメリカ市民権保有Ana-Maria:ブラジル人
John:イタリア系アメリカ人、彼女のClio:台湾人
石倉さん&ボク:日本人
この中で、アメリカの市民権あるいはグリーンカード保有していないのは、私たち日本人2名だけです。このような多様なバックグラウンドを持つ人間たちが一堂に集い、ビジネス面で協力し合うと共に、プライベートでも交流しています。この3組から生まれてくる新しいジェネレーションは、定義上はアメリカ人ですが、人種としては何人でしょう? 答えは「そういう定義自体がすでに意味を成さない」です。また日本で生まれ育った私自身も、アメリカに来れば外人であり、あまたある人種において少数民族である日本人の一人に過ぎない、というのが現実です。というよりそもそも、みんなは私が何人であるか、全く気にかけてもいませんし、ボクも誰が何人かいちいち考えていません。こうした「フラット化する世界」において、自分の源泉がどこかは胸に抱きつつ、いい意味において彼らと切磋琢磨していきたいものです。(といいつつ、LAに来るたびにいつもおごられっぱなしだけど。)

石崎 浩之 
国際ビジネスコンサルタントhttp://www.brainstormww.com/