映画館で映画を観る贅沢

そんな中で、個人的に贅沢を感じるのは「映画館の大スクリーンで映画を観る」ことです。これは、留学中に感じるようになったことなんですが、ビジネススクールはメチャクチャ詰め込み教育で、いつも常に過負荷をかけられてるから、とにかく時間がない。そんな中で、学期の谷間などちょっと隙間ができたときに、映画館で過ごす2時間と、それを通して感じる俳優の演技や監督の演出、脚本の発想などにとても充実度を感じるようになりました。さらに今までは、封切からDVD化までの期間が短くなり、すぐにレンタルできるようになったのは嬉しい。ただ、やっぱり時間が足りないので、観たい映画に対して実際に観れている本数のほうが少ないわけだから、これもたくさん宿題になっている。
ちなみに、最近良かった映画/DVDは、「エターナル・サンシャイン」。演技も脚本も、とてもとても創造的だった。脚本家は、「マルコビッチの穴」や「アダプテーション」、「ヒューマンネイチュア」のチャーリー・カウフマンで、この人の着想にはいつも感心します。ケイト・ウィンスレットの「タイタニック」と同一人物とは思えない役どころもとても印象的。彼女も、ジム・キャリーも、演技力のある人なんですね。
あと、「ホテル・ルワンダ」、「ブラック・ダリア」、「クリムト」、「Last Kiss」、「X−MEN3」なども観ました。「クリムト」はちょっと懲りすぎで、なにがなんだかわかんなかったけど、他はそれなりに良かった。
逆に、観たいのに手を付けられていないものは、本当に山積み。ちょっと挙げただけで、「シティ・オブ・ゴッド」、「ナイロビの蜂」(同じ監督つながり)、「ミリオン・ダラー・ベイビー」(ヒラリー・スワンクつながり)、「クラッシュ」(アカデミー受賞作)、「スーパーマン・リターンズ」(ブライアン・シンガーケビン・スペイシー)などなど。そして、すでにシーズンVIが始まろうとしている「24」は本当に大変。シーズンVまで観るだけでも120時間、ノンストップで丸5日ですから・・・ 
あ〜、やっぱりもっと時間が欲しい。助けて、ドラエモン!!

石崎 浩之
国際ビジネスコンサルタント