急な仕事で・・・

とあるITソフトウェア企業の、台湾メーカーさんとの事業提携交渉や、新規開拓のために、台湾に来ております。水曜の午後に成田を出て、木・金はずっと打ち合わせ、金曜の晩に先方の方々と一緒にディナーをして、ひとまず落ち着きました。
台湾は、先端的なIT企業、とくにメーカーが活躍し、経済も活況を呈し、サイエンスパークと呼ばれる地域では新しいビルが林立する一方で、ちょっと中心地を離れると「ここらへんの建物はいつ作られたんでしょ?」と思うくらい古いビルが多いというのも事実。また、打ち合わせに出てくるのは、ポジション的にはマネージャーやVPだけど、30代から20代後半という若い人が多い。そこらへんに、早くから大きな仕事を与えられてスキルを伸ばしていこうという風土が見受けられます。それに、みんなビジネスに精力的なので、こちらにとってもいい刺激になりますね。また、相応のビジネスに従事している人たちは、基本的にみーんな英語をしっかり話せる。でもって、話を進めるスピードも速い。そりゃそうだ、ハードウェアは日進月歩で、少しでも市場投入で他社に遅れを取れば、ビジネス機会は逸するは、多量の売れ残り在庫を抱えるは、大変なことになるわけだから。

そもそも台湾は、成田から飛行機で3時間半程度の、ほんとにご近所さんです。そんなすぐそばの地域では、こうしたスピード感でビジネスに取り組んでるわけなんですよね。こうした刺激を実感しながら、私たち日本人も負けずにいい製品やソフトウェア、コンテンツを他の国に提供していきたいものです。

石崎 浩之
国際ビジネスコンサルタント
ブレインストーム・ワールドワイド代表