とはいえ仕事は集中するもの、繁忙期は嬉しい悲鳴!?

ただし、ある程度時期が決まっている仕事は、作業が一斉に発生します。例えば決算発表対応や株主総会準備、会計士なら中間決算・本決算プラス四半期開示対応、税理士だと税務申告時期などです。なので、仕事を請ける側は、こうした繁忙期は嬉しい悲鳴となります。
また、案件の目的は同じようでも、具体的な作業の進め方は十社十色ですし、担当者の方によって考え方も異なります。さらに、とっかかりはひとつの業務でも、いろんなところに関連しているので、「この業務はここだけやっておけば十分」という仕事ばかりではありません。例えば、中期経営計画を立てる場合には、事業の構成だけ考えれば言い訳ではなく、売上・利益計画、それを実際に執り行う人材、資金調達なども関連してきます。そうなると、「そもそもこの会社には現在どんな人材がいて、どのような人材が欠けているのか」、「事業運営や新規拡大のための資金を株式で調達するとか」なども関係してきますし、人材とお金を語るには人事給与制度・採用方針、研修などもからんできます。これを、どこまでで良しとするかも、その都度都度において考えていかねばなりませんし、一生懸命やればやるほど、深みにはまっていきます。